2012年8月10日金曜日

♬♬ ラ・シルフィード       <La Sylphide>♬♬

バレエ ストーリー[5]

 

✪ 初演 : 1832年3月12日 パリ・オペラ座

✪ 音楽 : ジャン・シュナイツホーファ

✪ 構成 : 2幕

✪ 背景 : スコットランドの農村

✪ 主な登場人物 : 空気の精シルフィード

          ジェイムズ
          エフィ

          占い師マッジ

✪ ストーリー :

スコットランドの農村。婚約者エフィとの結婚式を控えたジェイムズの前に、彼を愛する空気の精シルフィードが現れる。シルフィードの踊りにすっかり心を奪われたジェイムズは、友人たちが結婚の祝福に訪れるがうわの空。占い師マッジは「エフィを幸せにするのはジェイムズではなくグエンである」と言い、エフィを愛するグエンは期待を寄せる。
結婚式当日、結婚を知って悲しむシルフィードが現れ、指輪を奪い去り、ジェイムズも彼女を追って森へ行く。
森の中、ジェイムズは肩にかけると永遠に彼のものになるというショールをマッジからもらい、シルフィードの肩にかける。しかしそれは呪いのショールであった。シルフィードの背中の羽が抜け落ち、彼女は息絶える。遠くでエフィとグエンの結婚式の鐘が鳴り、全てを失ったジェイムズは嘆き息絶える。


✪ みどころ :

①バレエ・ブラン(白のバレエ)の1つ
②「妖精⇔人間」の恋と破滅を描いたロマンティック・バレエの代表作
③伝説のマリー・タリオーニ
 初演でシルフィードを演じたマリー・タリオーニは、まだ初期だったポワントを駆使して妖精を踊りきり伝説のバレリーナとなった
④空気の精シルフィード
 シルフィードが表現する、人間に恋する妖精の可憐さ

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